世間一般のアニメーターに対する評価

世間一般で知られている、有名なアニメーターという方はいないと思います。監督という立場になってこそ有名になる方はいます。すぐに名前が出てくるアニメ監督の方は、有名なアニメ映画監督や、ゲームの総合監督のごく一部の方です。ほとんどのアニメーターは、アニメに詳しい方たち以外には興味がないですし、そもそもアニメが好きな方たちでもアニメーターひとりひとりを覚えている、知っているという方はごくごくわずかです。そして一般のアニメーターという仕事は世間一般には海外に委託して安く仕上げている仕事というイメージがあると思います。実際、国内だけでなく他のアジアの方たちに仕事を委託している会社もあります。またよくわからないという印象もあります。黙々と机に座り色を塗り続けている、ひたすら絵を描いているというイメージです。どちらにしても世間一般から苦しくツライ印象がある、評価されていない仕事です。

アニメーターとアニメ関連の仕事をしている人達の給与

この世界に憧れる人達にとって、アニメーターはアニメを作る人達の、始めの一歩であり、その世界に自分を入れられることができる素晴らしい世界です。ただ書いた枚数ではなく、製品として完成している絵だけが給料になる完全出来高制となっており、慣れていない最初の頃は、ほとんどお金として稼ぐことが出来ないと言われています。また慣れてきても年収200万円前後ということも多いです。これが原画といわれるアニメになるための基の絵の場合は300万前後、背景美術は240万前後となっています。どちらにしてもひたすら描く仕事の方たちは、出来高制でもあり多く稼ぐことが難しくなります。しかし作画監督、キャラクターデザインのように、作品の核に関わる人達の場合は500万から600万となり、監督は600万以上が平均年収となっています。

アニメーターの現状とこれからは明るい

セル画のアニメーターの慣れてきた30代の方たちの年収は200万前後ですが、CGアニメーターの場合は400万円以上となります。絵を描く事も、CGで作り出すことも、知識や技術が必要ですが、より技術が必要とされているのはCGです。絵を描く、色を塗るだけでなく、細かな画像処理などもあります。また今後多くの形でCGは広がりを見せていきますので、セル画よりも稼ぐことができる可能性があります。ただまだまだセル画は主流です。こんな状況で仕事をする人が減ってしまっては、アニメ業界そのものが廃れる可能性もあります。そこを打開するために大手の会社では福利厚生を整えている会社もあり、株式会社として出来高では無く月の給料として支払いをしている会社も出てきました。このような動きが広くなれば、日本の文化として定着しているアニメを守り、さらなる発展を望めると期待したいです。